ビューティメッセージ

ビューティメッセージ一覧

2013.11【スキンケアの基礎編】

「乾燥肌のゴワつきはオイルパックでリセット」

気候のよい秋から初冬は女性のお出かけが最も多くなるときですが、実は意外と肌の不調を訴える人が急増するのがこの季節です。日差しの強さを感じないから油断しがちになりますし、肌には夏からの疲れというものが残っています。そこへ外出のたびに紫外線を当てているようでは割と状態のよかった肌も乾燥を防ごうと自らゴワゴワになり、シミやシワのできやすい最悪のパターンに陥ります。

そこで必要となるのが “肌のリセット”を行なうこと。まだトラブルのない状態であればスクラブ洗顔で古い角質を落とすことから始めましょう。その際は必ず粒子の小さなスクラブ剤を使い(刺激が強いようなら少し溶かしたものを使用)、よく泡立ててやさしくマッサージするように洗うことです。

そして、洗顔後の不安定な状態の肌はホットオイルマスクで落ち着かせましょう。使い慣れた化粧水に数滴のオイル(月見草、ホホバなどの天然由来のもの)をたらしたものを湯せんし、これに浸したコットンを肌全体に広げてパックします(およそ30分。肌に吸収されてコットンの水分がなくなるまで)。その後にしっかり睡眠を取れば朝にはリセット完了でプルプルの肌になりますよ(それでも肌がゴワつく場合、次は洗顔の前にもホットオイルマスクをする方法を試してみましょう)。

2013.09【健康美のベーシック編】

「美しい姿勢はマイナス10歳の効果アリ!!」

「あの人、スラッとしていて若く見えるわ〜。特にスタイルがいいわけでもないのに…」なんて話が出ることがありますね。そんなタイプはどこが違うのでしょう…? よく見て下さい。美容の基本といえる“正しい姿勢”がキープできているはずですよ。肌が白いのと同様に、姿勢のよさは女性の美を確実に引き立てます。

逆にいえば、他の部分で少々がんばっても姿勢がわるいと台なしです。老けて見えるばかりか肩や首の凝り、腰の疾患の原因ともなりますし、猫背だと呼吸が浅くて疲れやすくなりがちだとか、腸が下がって下腹が出たり、便秘をするなどろくなことがありません。

健康美を意識する女性なら常に正しい姿勢でいることを心がけて下さい。ときどき姿見でチェックしたり、誰かに見てもらうといいですね。いつも骨盤を立て、背筋をのばしてきれいな立ち姿を作りましょう。座るときも同じですが、足を組むのもよくありませんよ。

定期的な体操やストレッチで全身をバランスよく動かすことも大切ですし、わざとお腹が目立つ服を着ることで正しい姿勢を意識し続けるのも効果的でしょう。下着にしても骨盤回りを支えるタイプのウエストニッパーでお腹全体をホールドするとか、補正ブラジャーで猫背を予防するなど考える余地があります。この秋は正しい姿勢を意識したオシャレで10歳若返って下さいね!!

2013.07【夏のヘルスケア編】

「暑いからと油断は禁物!! 冷えの悪影響は深刻です」

「寝ていると足がつって起きてしまうの。年かしらね〜」と、友人が笑っていましたが、私は彼女のことが心配になりました。おそらくカラダが冷えているのです。特に夏場は気温が高いからそれに気づかずに体調を崩すケースが目立ちます。

この季節にエアコンや冷たい物の飲み過ぎでカラダを冷やし続けていると、低体温で代謝の低い冷えの体質になってしまいます。およそ平熱が36度を下回るなら低体温。これは美容の面からいうと太りやすい体質であり、便秘などさまざまな体調不良の原因になりますし、最近は低体温だとガンになりやすいという怖いデータもあります。「私は汗っかきだから…」という人も要注意。それは体温調整がうまくできていない冷えの兆候です。常にカラダを冷やさないことを意識しましょう。

基本は冷たい飲み物は控え、夏も温かいものをいただくこと。そして足もとを温めるのが大切です。特にふくらはぎは第二の心臓といわれるほど代謝に関わる部分なので、冷房の効いた部屋ではレッグウォーマーや靴下の重ねばきで保温して下さい。

それでも冷えが気になるようならカイロや湯たんぽでふくらはぎ、足裏を適度に温めるのもおすすめです。自宅での半身浴もお忘れなく。湯温は低めに設定してゆっくりとカラダを温めて下さい。

このように冷えの解消を意識していれば代謝もアップするので夏太りもしにくい体質になりますよ。

2013.05【美白のベーシック編】

「初夏こそ紫外線を意識して!!」

スキンケアの基本は日焼けなどによる肌のダメージを防ぐことですが、この時期は帽子や日傘もなしで外出するような油断した女性が意外に多いのが目につきます。日焼け=夏のイメージが強いのでしょう。でも、年間で紫外線が最も強いのは5〜7月です。初夏の日差しに素肌をさらすことのないよう気をつけて下さいね。

紫外線対策にはUVケア化粧品が有効ですが、その使い方も誤解されがちです。これらの化粧品にはSPF表示があって、その数値が高いほど効果的ですが、SPF10のファンデに15のパウダーを重ねてもSPF25にはなりません。この場合は数値の高い方(15)の効果しかないのです。

ただ、SPF値が高いものほど肌への負担が大きいわけで、むやみに強いタイプを使うのはおすすめしません。日常の外出ならSPF15程度のものを用い、こまめに化粧直しをするのが無難でしょう。

それにUV化粧品でかぶれる人は無理に使うことはないですよ。肌に合うパウダータイプのファンデーションをしっかりと濃いめにつけるだけでもパウダーがある程度は紫外線を拡散してくれます。当然、こまめな、お直しは欠かせませんし、その際に使うスポンジが汚れていては十分なケアはできません。私の場合、100円ショップで買った安価なものを利用するかわりに両面を使ったら捨てるというパターンで常に清潔なスポンジでメイクしています。

2013.02【アンチエイジングの基礎理論編】

「抗老化のカギは正しい生活習慣と活性酸素に負けないサプリ!!」

アンチエイジング(抗老化)が話題になると「何が効くの!?」みたいな話が先行しがちですよね。でも、まずは「何がわるいのか?」を理解しておかないと効果的に老化を防ぐことはできないと思います。

カラダを衰えさせる原因はひとつとして“活性酸素”には注意したいですね。これは体内に侵入した細菌やウイルスを撃退するために必要なものなのですが、むやみに増えてしまうと細胞を攻撃して傷つけてしまい、その結果として皮膚の老化、メラニン色素の増加(シミ、ソバカスの原因)を引き起こします。

活性酸素の増加には紫外線、放射線、タバコ、ストレス、油分の過多が大きく関与しているといわれます。どれも美容にはよくないと誰もが認識ずみのものですから日ごろ生活習慣に注意が必要でしょう。それが活性酸素の悪影響を防ぐ基本といえる免疫力を上げること、代謝の向上(タンパク質=プロテインを不足させないのも大切ですね)につながります。

そして、人体には活性酸素を除去する酵素があるのですが、これは20歳のころをピークにどんどん減少していくので(40歳でも半減)、これを補う抗酸化に有効な栄養素(ビタミンC、B、βカロチン、ポリフェノールなど)の摂取も考えなくてはなりません。特にカラダに吸収されやすいタイプのライチ由来のポリフェノール(オリゴノール)は効果が高いと評判ですね。オリゴノールはサプリとして販売されているので試してみるのもいいでしょう。

2012.11【手軽なアンチエイジング編】

「二の腕が見せられないって? だったら、たるみ対策を!!」

まだ三十代なのに「二の腕は絶対見せられない!」なんていう知り合いがいます。もったいない話ですよね。これでは着るものもずいぶん限定されて満足にオシャレも楽しめません。カラダのたるみが気になるのなら、その部分を何とかすることを考えるべきでしょう。それがダイエットよりも確実な若返るための近道といえるぐらいです。

たるみができる原因ですが、二の腕なら運動不足が問題です。油断していると腕の裏側を支える上腕三頭筋が衰えて、張りがなくなるうえに脂肪がつき、嫌な“振り袖”ができてしまいます。また、無計画なダイエットもよくないですよ。「体重は減ったものの肌がぷよぷよに…」という悪いパターンでは引き締まったボディなど手に入りません。

たるみを解消したいなら、気になる部分の筋肉をしっかり使うこと。簡単な運動でいいんです。二の腕の場合であれば、のばした両腕を後ろへ引き上げ、直角に曲げた手首をバイバイするように回す程度で十分でしょう(日に20回を2セット)。毎日続ければ必ず効果が出てきますよ。

そして、たるんだ肌のリカバリーには適度なプロテインの摂取が不可欠です。さらに体内でのコラーゲンの合成を助けてくれるビタミンCも意識して取りましょう。きっとお肌の張りがよみがえると思いますよ。

2012.9【健康美のベーシック編】

「食べる酵素で代謝アップ!! 」

「食事も多少は制限しているし、ウオーキング程度の運動もしているのに、全然痩せない…」と、ボヤく方がときどきいます。これは食べる量よりも食生活に問題があることが多いですね。たとえば“酵素”を十分に摂取できていないケースがそうです。

酵素は体内で作られる消化や代謝に必要な物質ですが、使うとなくなる消耗品ですし、加齢とともに生産量は減少します。だから消化しにくいもの(肉や魚など)を食べ過ぎるとフォローができず、カラダが酵素不足の状態になってしまいます。

こうなると消化吸収、新陳代謝がうまくいかず、ダイエットの失敗どころかあらゆる体調不良の原因ともなりかねません。

これを防ぐには食べ物からの酵素の摂取を心がけることが必要です。緑黄色野菜、果物、納豆や味噌、流行の麹といった発酵食品、熱処理されていない蜂蜜やオリーブオイルは酵素を多く含むのでおすすめの食品でしょう。ただし、酵素は熱に弱いので、野菜や果物は生のままでいただくのがポイントです。

そういう意味で、朝のニンジン&リンゴジュースはおすすめです。

よく洗ったニンジン(中1本)とリンゴ(中半個)を皮や芯を取らずジューサーにかけ、プロテイン(大さじ3)を加えてミキサーで仕上げるだけでOK。1日分の酵素、ビタミンA類、ミネラル、繊維質、ポリフェノールがしっかり摂れますよ。

2012.7【健康美の基本編】

「だるさ、むくみが気になればリンパの流れを意識して!!」

近ごろはリンパへの関心が高まっていますね。血管と同様に全身を網羅するリンパ腺は、体内の老廃物、細菌といった有害な物質を排出するうえで重要な役割を持っています。だから、そこに滞りがあれば、ただちに冷えやむくみ、だるさ、肩や首のコリといったカラダの不調が表れるわけで、女性が健康美を維持するためにもリンパの流れを意識することは重要です。

通常の生活でリンパの循環に悪影響をもたらすのは運動不足、冷え、ストレスなど、さまざまな要因があります。大切なのはわるい状態を放置しないことですね。マッサージによってリンパの流れを促してやることでカラダのコンディションを改善することを心がけましょう。

たとえば、簡単なのは足や顔のむくみを取るマッサージです。足の場合、ふくらはぎ一帯を軽くさすり上げるだけ。これを続けることで足のリンパに溜まりがちな毒素の排出がスムースになります。

顔のむくみの場合は首筋のリンパを流しましょう。耳の下→鎖骨→肩先の軽いマッサージを数回続け、最後に鎖骨のくぼみを痛くない程度に指圧すれば翌朝の顔がスッキリしますよ。

2012.3【美肌の基礎知識編】

「“脱毛”は素肌を美しくみせること!!」

ムダ毛の処理を考えたくなる時期になりました。薄着のシーズンにお気に入りの洋服で街に出るためにも、すべすべ肌のお手入れにぬかりがあってはいけませんよね。

ただ、剃る、抜く、脱色のいずれにしても肌にはかなりの負担がかかることをお忘れなく。シェーバーを使う場合だと、ホルモンがなくなった体毛を補おうとして生えるペースが上がり、そのぶん剃る回数が増えるのがダメージになりがちです。トリマーやクリームで抜くのでも、きれいに除去できなかった毛根のせいで毛穴の膿炎が起きるケースがあるのが困ります。特に、肌が荒れている状態で自己処理をしようとすると、そんなトラブルが多発するもので、結果的に肌の乾燥、黒ずみ、かぶれ、毛穴の開き、炎症などに悩まされ、もう脱毛どころではなくなってしまいます。

これまでも折りにふれていってきましたが、脱毛とは素肌を美しく見せること。つまりスキンケアのひとつなんです。それを理解していないとよい結果は得られませんが、残念なことに一部のエステにおいても荒れた肌への乱暴な施術、脱毛でダメージを受けた肌をアフターケアしないまま放置するということがまかり通っています。エステで脱毛をお考えの場合は術後ケアのある店を選ぶというのが最低限の基準です。

また、プロがケアした肌でもその後のお手入れは欠かせません。自己処理後はなおさらです。化粧水で落ち着かせ、クリームやオイルで保護しましょう。赤くなっているときは化粧水を含ませたコットンを湿布のように使います。そこをラップで巻いて、冷やしタオルで熱を取るのが私のやり方です。何しろ荒れた肌では次の施術ができなかったり、効果が出にくいこともあります。常にスキンケアを意識して、今シーズンの脱毛をいい感じで成功させて下さいね。

2012.1【体調管理の基礎編】

「ちょっとカラダをほぐしませんか?」

「なんだか疲れが取れない…」と、会うたびにボヤく人が多い季節ですね。病気でもないのにそんな症状が続くのは、たいてい身体のこわばりが原因でしょう。

同じ姿勢でのデスクワーク、長時間の立ち仕事、寒くなると家にこもりがちになるなど、理由はそれぞれにあると思いますが、かたくなった筋肉を放置しておくのはよくありませんよ。冷え性、むくみ、肩こり、腰痛、寝起きのつらさ…などの不調の大半は身体のこわばりによるものです。日ごろからストレッチをする習慣をつけ、疲労が溜まりがちな部位をほぐしておきましょう。

近ごろは雑誌やテレビでさまざまなストレッチの方法が紹介されていますよね。でも、それを全部やるのは大変です。毎日1時間なんてまず無理でしょう。疲労やこわばりの自覚のある場所を中心に、毎晩10分でよいので続けることが効果的ですよ。入浴後の体が温まっているときがベストといわれますが、そんな制約を作るのは三日坊主の元。テレビでも見ながらできるときにやるのが長続きさせる秘訣でしょう。ちなみに、冷え性の場合は足首を回したり、足指でグー、チョキ、パーをするのがいいですね。毎日続けていれば足先の冷えが改善されていく実感があります。

ストレッチは運動としてもの足りないと感じる人もいるかもしれませんが、これを日々の習慣とすることで身体のこわばりが解消でき、疲れにくくなるものです。また、慣れてきたら腹筋、背筋、スクワットなどのちょっとした筋トレメニューを加え、筋肉が落ちてきたと感じる部位を鍛えるのも楽しいですよ。

2011.11【肌のトラブル解消編】

「大人にニキビは似合いません!!」

いつからかニキビに悩む大人が増えています。そのニキビの原因は生活習慣、そしてストレスと接触性のもの(ファンデーションなど)によるものが大半です。

この手の不調なら皮膚科を受診すれば大丈夫と考える人も多いようですが、一概にそうだともいえません。医療では症状を抑えるのを第一に考えて強い薬を処方するケースがほとんどで、一時的に改善が見られても再発することが多いのです。肌に凹凸の跡が残るというトラブルもありました。

まずは過剰な皮脂分泌をもたらすバランスの悪い食生活を改善して下さい。ビタミン、ミネラルなどの皮膚の代謝に有効な栄養素は積極的に摂取しましょう。もちろん睡眠不足は大敵。濃いメイクを長時間続けず、昼間にいったん落とすレベルの化粧直しをしたいですね。ファンデーションは肌にやさしいノンオイルの分離タイプを選んで下さい。

また、化粧道具やまくらカバーを清潔にするのは当然ですが、最近ではペットとの接触が原因になる症例が増加中です。心当たりのある方は注意して下さい。

最も大切なのは肌の代謝の改善ですね。首の静脈を上から下へ流すマッサージ、首のストレッチは効果的な対策です。もちろん体を冷やさないのも代謝アップの基本。特に冷え性の人は肌のトラブルを起こしがちなので普段からのケアが必要でしょう。

2011.9【秋口の健康管理編】

「むくみは解消できますよ!!」

仕事が終わるころになると足がパンパンで、靴はキツいし何だかダルい…。特にこの時期はそんな“むくみ”の症状に悩む女性が多いものです。その原因は血管や細胞を循環してカラダのバランスを取るはずの水分が滞り、皮下に溜まってしまうことであり、長く同じ姿勢でいたりして静脈の流れが悪くなると起こりがちです。

特に女性は筋肉量が少なくて下半身から血を押し戻す力が弱いことに加え、タイトなブーツや下着でカラダを締めつけたり、ヒールの高い靴で筋肉を緊張させるのがよくありません。逆にいえば、むくみが気になる方は足に血液、水分を溜めない工夫をすることです。

デスクワーク主体の場合はトイレに立つたびに10回程度の屈伸をしてみましょう。また、寝る前に仰向きで自転車こぎ運動をするのも効果的です。寝るときはクッションを置いて足を心臓より10cmほど上げておくと快適でしょう。

塩分の取り過ぎも体液の流れをわるくする原因ですね。水分は十分摂取し、さらに代謝を促進するカリウム(バナナ、小豆などに多い)、マグネシウム(ゴマ、納豆など)、ビタミンE(ナッツ類など)を意識して取るのがいいですよ。

お風呂上がりのマッサージもお忘れなく。首や足の付け根、ワキの下、ヒザ裏などはリンパの流れが滞りやすいところ。そこの皮膚をさすると体液の循環が改善します。コツは力を入れないこと。あくまでも軽く、常にカラダの中心に向けて指を動かして、心地よくリンパの流れをサポートしましょう。それでむくみもスッキリ取れますよ。

※内臓に疾患のある方のむくみについては医師に相談することをおすすめします。

2011.7【ダイエットの基礎編】

「食べない人は痩せませんよ!!」

駆け込み需要とでもいうのでしょうか? 薄着の季節になると急にダイエットを始める人が増えますが、その大部分は痩せないどころかリバウンドで夏太りなんてことになりがちです…。

原因は明白ですね。食べないで痩せようとするダイエットは必ず失敗します。たとえば、朝食抜きというのは危険です。朝食べないのは前夜の食事から12時間以上も断食するのと同じこと。それを飢餓状態と判断した脳は昼食時の栄養を目一杯溜め込もうとしてしまいます。また、朝食を取らないのはその日の代謝のスイッチが入らないという意味でも最悪です。

まあ、ある程度の食事制限はわるくありませんが、タンパク質と野菜は十分に食べないと痩せませんよ。それぞれに代謝のアップや脂肪燃焼、腸内環境の改善などに欠かせない栄養素です。おそらく取り過ぎになりがちなのは炭水化物ぐらいだと思いますが、これにしても多少は摂取しないとカラダに不調をきたします。

もう食べないダイエットはやめましょう。人間は食べないと痩せないのです。まずはバランスのよい朝食をしっかり取ってカラダを活性化することから始めて下さい。そしてドカ食いや偏った食事を控えることです。健やかな減量のペースはひと月でおよそ1〜2キロ。あまり食べてないのに太るとボヤいている人は、まずは食生活を見直してスローペースできれいに痩せるカラダを作って下さい。

2011.5【フットケアの基礎編】

「人前でクツが脱げますか?」

ダイエットや美顔のことみたいに大っぴらに話す人は少ないですが、近ごろは足の匂いや水虫に悩む女性が急増しています。ブーツの流行などで、女性の足にも何かと負担が大きいのが原因ですね。

足の匂いは角質や汗によって増加した細菌やバクテリアのせいで発生するもの、水虫は白癬菌というカビの寄生による皮膚病の一種です。いずれも予防策は足を常に清潔な状態にしておくことにつきますね。

大切なのは帰宅したらすぐに足を洗うクセをつけること。そして、入浴時は指の間まで念入りに洗い、角質のケアも十分にして下さい。

出かける前に制汗スプレーをしておくのもいいですし、時間があるときは汗拭きシートで足をきれいにしてあげると快適ですよ。もちろん靴の中も清潔に。一日履いたら二~三日は陰干しして、抗菌・消臭スプレーなども利用しましょう。

また、おすすめなのが週に二~三回の酢を使った足浴です。洗面器に足の裏が浸るぐらいの酢(お湯で薄めた小さじ1杯弱の木酢液でも可)を入れて片足ずつ三~五分浸け、あとは足をよく洗うだけです。酢のクエン酸が汗腺に染み込んで、汗の匂いや白癬菌の増殖を抑えてくれますよ。

ただ、水虫の自覚症状がある方は、すぐに薬局や医師に相談してそれなりの治療を始めるのが得策です。フットケアも大事な美容のひとつ。気兼ねなく足もとのオシャレができるようにしましょうね。

2011.3【化粧の基礎知識編】

アイメイクはケアも考えて!!

目を強調するメイク、まつげパーマなどで“目力”を主張する女性が増えてますね。
おもしろい傾向ですが、そのせいで眼病(ものもらい、ドライアイなど)になる人が多いのはいただけません…。

まつげの生え際には目を保護するための油分を分泌するマイボーム腺というものが並んでいるのですが、これをアイライナーやアイシャドウでふさいでしまうと炎症などの原因となるのです。目の周りのメイクは十分に落としましょう。

ただし、クレンジング剤は刺激が強過ぎます。まずはスクワラン、月見草、ホホバなどの安全な天然由来のオイルを含ませた綿棒を転がすようにして目の周りのメイクを落とし、それから顔全体のクレンジングをしましょう。

洗顔後はまぶたに蒸しタオルやシャワーなどを数分当てるのもいいですね。マイボーム腺をケアできます(温め過ぎは禁物。気持ちのいい温度でやさしく…)。
また、粉状のアイシャドウでの化粧後にコンタクトレンズの違和感が出る人は練り状のものを用いるのがいいですが、目に不調を感じるときはアイメイクをしないのが一番。どうしてもというときも、つけまつげだけにしましょう。それなりに格好がつきます。

ただし、何か自覚症状があるのなら放置せずに眼科を受診して下さい。どんなにメイクしても不健康な目には目力なんて宿りませんよ!!

2011.1【睡眠と美容の関係編】

ダイエットの成功のコツはしっかりと眠ること!!

寝不足でカラダの調子が悪い…。そんなボヤキを聞くことが多い時期ですね。年末年始はいろいろとイベントがありますから、特に生活のリズムが狂いがちだと思います。

美容の観点でも睡眠不足による代謝の低下は最悪です。その状態に生命的危機を感じたカラダは脂肪を蓄積し始め、これが肥満の原因になります。そして、代謝の悪化が素肌のトラブルにつながるのは常々ご紹介している通りです。

ぐっすり眠るためにはメラトニン(誘眠ホルモン)の分泌をうながしましょう。そのためには就寝前のカラダに多くの光の刺激を与えないこと。床に就く1時間前にはテレビやパソコンの使用を控え、照明もできるだけマイルドにして下さい。

女性には冷え性で眠りにつけないタイプも多いですね。手足が冷えていると睡眠のための体温調整がうまくいかないからです。入浴やストレッチで血流をよくし、寝室もある程度温めておけば気持ちよく眠れると思います。

また、食事を就寝の3時間前には終わらせて胃腸の働きが眠りを妨げないようにするのも大切ですが、お休み前のハーブティーで心身をリラックスさせるのはわるくありません。おすすめはカモミールを豆乳で煮出したもの。甘くやさしい香りがカラダの緊張をやわらげて心地よい眠りを誘ってくれますよ。

2010・11【健康美の基本編】

急性アレルギーに思うこと…

普段から食べていたはずのパスタでアナフィラキシーショック(急性アレルギー)を発症。呼吸困難に陥り、救急病院で一命を取りとめる…。現代社会ではそんな突発性のアレルギーに苦しむ人が急増しており、命を落とすケースも少なくないと聞きます。

原因のわからない湿疹やかゆみには要注意。その際に食べたもの、触れたものの心当たりはつぶさにメモしておき、症状が続くようなら医師に相談することです。意識していなかったアレルゲン(原因物質)でショック症状を起こす人の多くは、それまでの軽微なカラダの異状を放置していたのだと思われます。

また、疲労やストレスが溜まっている時が重篤なアナフィラキシーショックの出やすいタイミングだといわれます。このため免疫力の低下が発症の原因になっているとの説もあります。

そういう意味で、最も怖いのは日ごろから自身の体調に無頓着なことですね。もっと自分のことを知るべきでしょう。常にカラダに合ったものを食べることを心がけ、疲れを残さず、ストレスを溜めない生活のスタイルとリズムをキープする…。そんな心身のケアを意識した暮らしを楽しむこと、それが健康と美の基本だと考えています。

2010.9 【秋口の体調管理編】

便秘は美容の大敵!!

季節のかわり目に便秘がちで体調不良というのはよくある話。むくみ、体重の増加、肌荒れ、くすみ…。いいことはないので早く解消したいところです。

ストレス、生活習慣の悪化、食生活の問題など、便秘をもたらす自律神経の乱れにもいろいろな原因がありますが、いずれにしても腸をいたわることしか改善の方法はありません。刺激物の摂取を控え、消化のよいものをよく噛んで食べるようにしましょう。

特に、夏場に便秘をしがちな人は冷たいものを取り過ぎる傾向がありますね。起き抜けに冷たい水を飲むのがよいというのも勘違いです。むしろ朝はコップ1杯のお湯をいただいてお腹を温めましょう。また、水分をしっかりと取ることは大切ですが、それも常温のミネラルウォーターなどにして、あくまでも穏やかに腸の動きをうながすことです。

それと夜遅くの食事は厳禁ですよ。寝るときは空腹状態にしておくのが消化器官のコンディションを整える秘訣です。もちろんカラダを冷やすのもいけません。腹巻きをして、手でお腹を温めながら眠りましょう。

とにかく「2日に1回お通じがあるから大丈夫」なんて安心していてはダメですよ。体内の老廃物、毒素は毎日きちんと排出するのが健康美の基本です。腸も十分にいたわって便秘をしない状態をキープしてください。

2010.7 【UVケアのキーポイント編】

穏やかな日焼け止めをきれいなスポンジでサポート

日差しが気になる季節です。お出かけの際は万全のUVケアをしたいものですね。ただし「強力な日焼け止めをたっぷり塗っておけばOK!!」なんて単純に考えてはいけませんよ。

UV化粧品は効果が高いものほど肌への負担が大きいのはご存知の通り。特に持続時間が長いタイプはクレンジング時の刺激も相当なものですし、洗い残しがあればさらにダメージがあります。

海や山で一日遊ぶわけでもないのなら、日焼け止めはSPF20以下の弱めのもので大丈夫です。これなら普通の洗顔できれいに落とせるものですし、きちんと化粧直しをしていれば効果も十分持続します。

私のやり方はUV系の化粧品の上にパウダーファンデーションを重ねるというもの。化粧直しのポイントは、きれいなスポンジを用意して顔の汗や脂、ホコリを取り、スポンジの裏のきれいな部分でファンデーションをつけることです。

同じスポンジを何度も使ってはいけません。それではスポンジにもファンデーションが乗らず、肝心の肌がケアできていません。一度使ったものは洗剤やぬるま湯できれいに洗うようにして、お出かけの際は何枚か持っておけば安心ですね。こまめなメイク直しで穏やかで確実な日焼け対策を実践してください。

2010.3 【美容の基礎知識編】

薬に頼り過ぎていませんか?

カラダを温めて代謝を上げることは重要です。それについては機会があるたびに紹介してきましたが、最近になって低体温の大きな原因に気がつきました。

当サロンではお客様の体温を計測し、体調を知るための指標のひとつとしていますが、ときどき体温が35度に満たない方がおられます。しかも代謝が上がるはずの施術の効果も一時的にしか現われず、次の検温時にも低体温が見られるのです。

不思議に思ってカウンセリングを続けた結果、そういうタイプのお客様には共通点がありました。市販の胃薬や頭痛止めなどの鎮痛剤を長期に渡って常用されているということです。
09年の改正薬事法の施行によってコンビニ等でも気軽に入手できる薬の種類が増えました。それ自体はわるいことではありませんが、目先の症状の緩和のために薬品の常用、乱用が日常的になるのは問題です。 カラダが薬に依存するようになって自然治癒力が低下し、それが体機能の悪化につながり、その症状のひとつとして低体温が続いたりするわけです。これでは肌のトラブルの解消も望めませんし、冷えたカラダは脂肪が落ちにくいのでダイエットもうまくいきません。

ちょっとした体調の不良を抑えるのはよいとしても、市販薬の服用を続ける毎日はいただけません。ときには医師の指導を仰ぐことも必要でしょうし、わるい生活習慣をかえるべきだと思います。健康と美を追求するために自然治癒力を上げることを忘れてはいけません。


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